研究情報
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2024.04.30 塩と植物
Gerbera jamesoniiの3品種に対する塩濃度の影響
Effect of Salt Concentration on Three Cultivars of Gerbera jamesonii
要約:この研究は、2021年にバグダッド大学農業工学部園芸・造園工学科植物組織培養研究室で行われた。まず、Gerbera jamesoniiの品種(赤、白、橙)の種子から実験室で発芽させた4つの外植片(種子、根、新芽先端、塊)を、5種の濃度(0、10、20、30、50%)の6%含有次亜塩素酸ナトリウムNaOCl漂白剤で殺菌した後培養し、漂白剤の最適な濃度と増殖に使用するのに最適な外植片を調べた。次に、滅菌実験の結果に基づき、成長調節剤NAAを4種の濃度(0、0.1、0.3、0.5 ppm)の培地とBAを4種の濃度(0、1、2、3 ppm)の培地で培養し、最良の結果を得るための最良の組み合わせを見出だした。処理BA3 NAA0.5は優れており、3品種(それぞれ赤、白、オレンジ)で最多の葉数(37.2、36.9、28.1)を生産した。第三に、4種の濃度(0、50、100、および150 mM)のNaClを培地に添加し、植物の耐塩性を調べた。その結果、葉の数の減少、および新鮮な葉と乾燥した葉の両方の重量が、調査された3つの品種すべての塩分濃度の増加の影響を受けていることが示された。しかし、白色品種は他の2品種に比べて耐塩性に優れていた。Creative Commons Attribution 3.0 licence.
Al-Saedi Noora J. J., et al.
IOP Conference Series: Earth and Environmental Science, 2023; 1262 (4): 042051
DOI 10.1088/1755-1315/1262/4/042051

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