研究情報
Research information

中国では減塩の知識と実践に関する情報は限られている。本研究の目的は、高血圧の状態に応じて層別化された全国を代表する調査から、中国人における減塩に関する知識と実践の状況を写し出すことであった。高血圧状態と減塩の知識および実践との関連は、関連する交絡因子を調整した多重ロジスティック回帰分析を使用して計算を行った。この研究には179,834人の参加者が含まれていた。51.7%が女性で、平均年齢は44歳であった。全体的な減塩知識(7.9%)と実践(37.1%)のレベルは低かった。塩分コントロールスプーンと低ナトリウム塩の使用率は10.7%と12.2%あった。高齢者群(≥60歳)は、他の年齢層(P < 0.0001)に比べ減塩知識のレベルが最も低かった(5.7%)。農村部に住む人々は塩分コントロールスプーンを使用するオッズ比が低かった(OR = 0.64;95%CI:0.51、0.81)。女性は塩分コントロールスプーンを使用するオッズ比が高かった(OR = 1.23;95%CI:1.10、1.36)。農村部に住む人々は低ナトリウム塩を使用するオッズ比が低かった(OR = 0.48;95%CI:0.36、0.63)。女性(OR = 1.26;95%CI: 1.13, 1.41)および南部地域に住む人々(OR = 1.43; 95%CI: 1.11, 1.83)は低ナトリウム塩を使用するオッズ比が高かった。私たちの研究は、高血圧、減塩の知識と方法を一般の人々の間で促進する必要性と、男性、農村地域に住む人々、北部地域に住む人々、および中国の高齢化人口の間で減塩の知識と実践を普及させるための戦略を強化する必要のあることを浮かび上がらせた。
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